TEAM MEDICINE

患者さま中心の
医療
患者さま中心の<br>医療

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心不全チーム

心不全チームは、多くの職種が参加し、
協力し合いながら治療にあたっています。

心不全とは、心臓のさまざまな病気(心筋梗塞、心筋症、弁膜症など)により、心臓が悪いために、息切れやむくみが起こり、だんだん悪くなり、生命を縮める病気です。時に、進行胃がんと同じくらい命に関わることがあります。心不全は現在、欧米ではトップの頻度の疾患で、1,000人当たり7.2人とされています。生活習慣の欧米化が進む日本でも、ほぼ同程度に迫っていると思われます。「心不全チーム」は、多くの職種が参加、協力し合いながら心不全に対する活動を行っています。

心不全チームの役割
  • 心不全患者さまの症状を和らげ、その方自身やご家族等の力を高めその人らしく生きられるように支援すること。
  • 多職種の視点を生かし、患者さまの抱える問題を共有することで、より良い支援を目指します。
  • 地域と連携を密に心不全診療を行うこと。
  • 心不全診療に関する新たな知見を創出する。
心不全チームの目的
  • 慢性心不全患者ひとりひとりのQOLをあげるため、その人自身や家族の力を高めその人らしく生きられるように支援すること。
  • 重症心不全患者の救命、一人でも多くの命を救い、社会復帰してもらえるように支援すること。
  • 心不全診療での地域貢献。
心不全チームの活動
  • 慢性心不全カンファレンス
  • 地域の医師、訪問看護師との交流会
  • 心不全教室の運営1回/2ヶ月
  • 心不全関連学会への参加・発表
  • 市民公開講座の開催