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診療科・部門
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診療放射線科

特徴
患者さまに安心して検査を受けていただけるよう、
質の高い画像診断の提供と丁寧な対応に努めています

当院の診療放射線技師は、一般撮影・CT・MRI・カテーテル室業務に従事しており、患者さまに安心して検査や治療を受けていただけるよう質の高い画像の提供と丁寧な対応を心がけています。心臓CTやMRI は撮影装置の発展により、多くの施設でクリニカルルーチンとして行われるようになりました。当院でもその需要は目覚ましく、心臓CT、心臓MRI ともに国内屈指の症例数を誇っています。また近年安定狭心症に対するPCI に対して、虚血評価をすることが義務化されました。それに伴い、カテーテル治療前の治療支援計画画像としての意義が高まりました。治療支援計画画像は、画像を作成する技師と治療する医師との信頼関係がなければ成立しません。心臓のストラクチャー、心筋虚血、造影遅延など、一歩踏み込んだ情報を提供することで、チーム医療のコミュニケーションツールとして機能できるよう努めて参りたいと思います。

私たち診療放射線技師は、画像診断やカテーテル検査・治療に携わる医療スタッフとして「 安全・信頼・優しさ」を基本方針に、地域医療に貢献できる医療チームであるべく日々業務に邁進しています。

基本方針

私たちは、患者さまの画像診断やカテーテル検査・治療に携わっています。「安全・信頼・やさしさ」を常に考え、以下の5つを基本方針として、日々業務を行います。

  • 患者さまに安全で安心な検査
  • 検査時間及び検査待ち時間の短縮
  • 医療放射線被ばくの低減
  • 専門知識の向上と最新情報の入手
  • チーム医療の実践
業務内容

一般撮影、カテーテル検査、MDCT(256列)、MRI(3T)

主な検査

心臓疾患の診断には、冠動脈と心筋の様子を調べることが欠かせません。その際、非常に有効な装置となるのが「CT」と「MRI」です。冠動脈の状態を見るCT検査、心臓機能の異常や心筋梗塞を発見できるMRI検査を組み合わせて行うことで、総合的な画像診断が可能となります。

CT検査
X線を利用して身体の内部(断面)を画像化する検査法です。身体への影響、拘束時間、費用などの面において負担が少ない検査です。当院が導入している「全身用コンピューター断層撮影装置Brilliance iCT256slice Helical Scanner (PHILIPS社製)」は、高速かつ高画質の撮影が可能です。また、「被ばくの低減」、「高分解能画質向上」、「造影剤の低減」などの効果もあります。
心臓CT
冠動脈では狭窄がどの程度か、大動脈では瘤の大きさや破裂のしやすさなどをみることができます。また、ステント留置術、バイパス手術などの手術支援や、術後の経過をみるのにも最適です。
MRI検査
強力な磁石でできた筒の中に入り、磁気の力を利用して体の臓器や血管を撮影する、比較的新しい検査法です。当院は、3テスラの磁場強度を持つ「超伝導磁気共鳴画像診断装置Ingenia3.OT Omega HP(PHILIPS社製)」を導入しているため、高精細画像検査を可能としています。
心臓MRI
心臓の構造異常(心肥大、心拡大の有無や程度)を高い精度でみることができ、動画(1心拍16〜20コマ)として観察することも可能です。また複数の撮影方法を組み合わせることで、心筋性状(障害の有無、部位、程度)を把握したり、造影剤を利用して心筋梗塞の場所と重症度を鑑別したりすることもできます。
頭部MRI
早期の脳梗塞や脳出血、変成疾患などの診断に高い有用性があります。造影剤を使用することなく、脳血管、頚動脈の画像を抽出ができるので、閉塞性疾患や動脈瘤の診断も可能です。
血管MRI
大動脈瘤や大動脈解離などの大動脈疾患の診断において、造影剤を使わずに検査ができます。また頭頸部、体幹部、下肢、四肢の末梢血管についても、同様に血管閉塞や狭窄の有無を確認することができます。