栄養課
適切な栄養サポートを実践する
当院の管理栄養士は、患者食・職員食の提供を中心とした給食業務のほかに、退院前や外来、心臓リハビリテーション等で個別・集団栄養指導を行う栄養指導業務を行っています。また、栄養状態が悪い方や、経腸栄養での合併症に難渋している方等への栄養管理も行っています。栄養指導は病気の再発防止という点で大切ですが、入院中の栄養管理も同様に大切です。栄養状態が悪くなると、感染症を引きおこしたり、骨格筋に悪影響を及ぼしたりするからです。退院前や外来の栄養指導だけでなく、入院時や急性期の治療後に速やかに栄養介入し、栄養状態の回復・維持・増進が重要です。患者さまに寄り添い、最良の栄養管理を受けて頂き一日も早い回復を支援していきます。
近年、チーム医療の代表である栄養サポートチーム(NST)の活動が盛んになってきました。週一回カンファレンスを行うなど、栄養管理に力を入れる病院が増えてきています。しかし、急性期の患者さまは日に日に病態が変わるので、週一回のNSTでは、変化のスピードについていくことができません。よって、当院のような急性期の病院では、管理栄養士が病棟に常駐し、毎日患者さまを看ながら、病態変化に合わせた適切な栄養管理を行う必要があります。そうすることで、骨格筋の維持・向上や感染予防につながり、元気な状態で早期退院することが可能となります。当然、その後のQOLも向上します。NST ・病棟常駐を取り入れて、急性期における栄養管理を積極的に行い、患者さまの栄養サポートに貢献しております。栄養指導では根本治療の一翼を担い、急性期の栄養管理から再発防止へと繋げた栄養療法を行います。
- 患者さまの健康回復・維持・増進を目的に適切な栄養サポートを行い、栄養状態と食生活の改善に寄与する。